先月は発表会もあり色々と忙しく、気付けば左手が少し腫れてるような感じ。
いつものことだと気にせず弾いていたら、痛みが出てきた。これはマズいぞと思い病院へ。
結果、腱鞘炎と言われた。人生初である。
こういう時は、楽器を持たずに休むに限るのだが、職業柄そういうわけにはいかず弾いてみた。
感想は、
"痛い"である。特に人差し指と中指。
"う〜ん、どうしよう?"
そこで前回書いたブログ、
脱力についてを読み直し、考える。
"よ〜し、めちゃくちゃ柔らかく痛みがない程に押さえてみよう"
やってみたら、ちゃんと音は出るし何よりも、楽器の響きが今までとは違い幅の広い音が出ているように感じた。???
録音してみよう。
力を抜いているわりには大きな音と、今までにない感じのビブラートにが聴こえていた。
ここで、ふと思った。脱力して弾いていると思っていたが、もっと抜いて良いんだ。
前回、ダラけた猫の写真と一緒に脱力について書いたが、自分自身がダメだったわけだ。反省!!
しかし、災い転じて福となす
ではないが、欠点が知れたのだから腱鞘炎に感謝しよう。まだまだ進化できるという気持ちと、バイオリンの奥深さを感じることができたのだから。
生徒の皆さんも、出来るだけ長くバイオリン演奏をしてもらいたいので無駄な力を抜いて身体的にも、精神的にも楽しむことを優先して練習してください♪
失敗しても、間違ってもいいのです。肝心なのは、そこから何を学び、つかみ取るかですよ。